岩井博石(いわいはくせき)昭和40年~(1965~)篆刻家・洋画家。大阪府生まれ。現在、 大阪市在住。片岡秋城に書、篆刻を学び、秦漢印を究め、趙之謙、呉昌硯の影響を受けて独自 の刻法を見出した。会派に属さず、1988年から海外展に出品する。「イギリス世界総合展」グ ランプリなど数々受賞。芸術を通じての文化交流が認められ、第1回鳳凰奨励賞を受賞。以後、 中国、チェコ、トルコ、ポルトガル、イタリアなどで出品。2002年中国桂林市中日友好碑林館 に石碑が建立され、大英博物館に篆刻作品『山花水鳥皆知己』が収蔵された。洋画は井上利哉 に師事。『家族』『窮民』『酔っぱらい』シリーズをはじめ、卓越した描写力を見せる。「東京 セントラル大賞展」「現代日本美術展」などに出品。その後『ある日のこと』と題した『自画 像』シリーズを描き、人々の内面を抉るような表現力と独特の重厚なマチエールで、「全関西美 術展」1席など受賞を重ねる。1999年より「国展」に出品。2008年国画賞、2009年新人賞を 受賞し、準会員に推挙。2012年『座る人』で大胆な色彩と線描で準会員優作受賞。国画会会員 に推挙される。
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