岡部 昭(おかべ あきら)

岡部昭(おかべあきら)昭和2 年〜(1927 〜)工芸家(彫金)。東京都文京区生まれ。現在、埼玉県所沢市在住。彫金家三代、ボストン美術館学芸員の祖父覚弥の写実、父達男の詩的世界を見て育つ。1947年東京農工大学獣医科卒業後、モデルを描く研究所も作り30 年間研鑚を積む。墨絵の黒と白は物と空間に見えるが、それを逆転して空間と物に見せる方法で、色が使えない彫金の弱点、空間表現の不備を克服した。1961 年「日展」工芸部初入選、以後入選21 回。1973 年信州でぶなの原生林に出会い、ぶなの森をテーマに画廊企画展28 回。「光風会展」出品35 回。現在、8 世紀法隆寺の灌頂幡の様式を借り高さ3m、一対の中に命溢れるぶなの巨木の森を作り人間の永遠を祈る。現在、光風会名誉会員。

『命を育む森』(高さ3m余、ぶなの巨木の森)2012年制作 「第98回光風会展」出品作品

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